📌 ロマンス詐欺とは
ロマンス詐欺は「恋愛感情」や「結婚」をエサにして、被害者からお金や個人情報をだまし取る詐欺の一種です。主に SNS・マッチングアプリ・国際的な出会い系サイト などで始まることが多く、「国際ロマンス詐欺」とも呼ばれます。
🎭 ロマンス詐欺の手口の特徴
- 魅力的な人物を装う
- 写真はモデルや軍人、医師、投資家など「信頼されやすい」職業の偽プロフィールを使用。
- 実際には盗用された画像やAIで生成された写真を使うこともある。
- 短期間で強い愛情表現
- 出会ってすぐに「運命の人だ」「結婚を考えている」などと告白。
- 被害者に心理的な依存を作る。
- 会えない理由を作る
- 「海外に住んでいる」「軍の任務中」「出張でしばらく帰れない」など、実際に会えない設定をする。
- 金銭の要求
- 「緊急の医療費」「出張でトラブルにあった」「あなたに会うための渡航費が必要」など理由をつけて送金を迫る。
- 最近は「一緒に投資しよう（仮想通貨・FXなど）」と誘い、投資詐欺に発展するケースも多い。
- 長期間のやり取り
- 数週間～数か月、熱心にやり取りをして信頼させてから金銭要求をするため、被害者がだまされやすい。
⚠️ よくあるセリフやシナリオ
- 「任務が終わったらすぐに会いに行く」
- 「銀行口座が凍結されてしまった」
- 「荷物を送ったから受け取り料を払ってほしい」
- 「ビジネスで大儲けできるチャンスがある、一緒に投資しよう」
💸 被害の実態
- 国際的に被害が増加しており、日本でも相談件数が急増中。
- 被害額は数十万円～数千万円に及ぶこともある。
- 恋愛感情を利用するため、被害に遭った人が恥ずかしさから相談しにくく、発覚が遅れるケースが多い。
🛡️ 防止のポイント
- すぐに恋愛・結婚をほのめかす相手は要注意
- 写真を逆検索して盗用されていないか確認
- 会えない理由ばかり言う人は信用しない
- 金銭や投資の話が出たら詐欺を疑う
- 家族や友人に相談する（客観的な視点が大切）
🚨 被害に遭ったら
- 送金を止める・金融機関に相談
- 証拠（メッセージ・振込明細）を保存
- 警察（サイバー犯罪相談窓口）や消費生活センターに相談
💌 ロマンス詐欺でよく使われるメッセージ例
① 愛情を急にアピール
- 「あなたに出会って運命を感じました」
- 「こんなに心を開ける相手は初めてです」
- 「もうあなたなしでは生きていけません」
👉 出会って間もないのに、強い愛情表現をして距離を縮める。
② 会えない理由を作る
- 「今は軍の任務中で国外にいるのです」
- 「出張で長期間ヨーロッパに滞在しています」
- 「大事な契約が終われば必ず日本に行きます」
👉 会う約束をするが、必ず“物理的に会えない状況”を設定。
③ 金銭トラブルを装う
- 「急に母が病気になってしまい、治療費が必要です」
- 「パスポートを盗まれて帰国できない、助けてください」
- 「あなたに会うための航空券を買ったが、税関で差し止められてしまった」
👉 急を要するように見せかけて、同情や焦りを誘う。
④ 投資話に誘導
- 「特別な投資チャンスを知っています、二人で未来を築きましょう」
- 「私は毎日〇〇万円稼いでいます。あなたにもやり方を教えたい」
- 「信じてくれるなら、まずは少額から始めてみませんか？」
👉 恋愛から投資詐欺に発展するのが最近の典型パターン。
⑤ プレゼント・荷物送付を装う
- 「あなたに贈り物をしましたが、税関で止められています」
- 「受け取り料を払えばすぐに届きます」
👉 “荷物が止められた”シナリオで、手数料や関税を払わせる手口。
⚠️ よく使われるメッセージ例のポイント
- 甘い言葉 → 会えない理由 → 金銭・投資のお願い
という流れが多いです。
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