広島ではいろいろなタイプの路面電車を見ることができる

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路面電車

広島市内に走っている路面電車は同一車両デザインではなく、いろいろなタイプの電車があることに気がつきます。これは廃線となった大阪、神戸、京都、北九州から車両を譲り受けて運行しているためです。

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路面電車の1台1台にある歴史

100形(通称:大正形電車)

1984年の広島県観光キャンペーン(SunSunひろしま)のため、150形を改造し1912年(大正元年)開業時の100形電車を再現したレトロな車両です。車体前後の救助網や人力ブレーキ用ハンドル、トロリーポールなどが装飾として取り付けてあり、通称「大正形電車」と呼ばれています。(現在は、定期での営業運行はしていません。イベント等で運行しています。)

製造年1925年(1984年更新)
両数1両
定員(座席数)46人(26人)
自重9.7t
最大寸法(長さ×幅×高さ)8,540mm×2,310mm×3,883mm
車体製造所大阪車両工業

150形

在籍する156号は1971年に廃車となった車両ですが、1987年に復籍しました。原爆投下時は江波付近に留置されており、中破の被害を受けている被爆電車です。(現在は営業運転していません。)

製造年1925年
両数1両
定員(座席数)42人(18人)
自重10.3t
最大寸法(長さ×幅×高さ)9,069mm×2,400mm×3,888mm
車体製造所梅鉢鉄工所

200形(通称:ハノーバー電車)

1988年に姉妹都市提携5周年を記念して広島市からハノーバー市へ組み立て式の茶室を贈呈した返礼として、翌年1989年にハノーバー市から広島市へこの電車が寄贈されました。通称「ハノーバー電車」と呼ばれています。(毎年12月には、クリスマス電車としてイルミネーション装飾を施して運行しています。)

製造年1928年
両数1両
定員(座席数)46人(24人)
自重10.1t
最大寸法(長さ×幅×高さ)11,100mm×2,280mm×3,750mm
車体製造所デュワグ(西ドイツ)

350形

宮島線直通運転に対応した電車で、団体輸送や宮島初詣輸送などで活躍しました。現在では市内線運転士養成の訓練車としても使用されています。

製造年1958年
両数3両
定員(座席数)80人(36人)
自重16.3t
最大寸法(長さ×幅×高さ)12,000mm×2,440mm×4,186mm
車体製造所ナニワ工機

570形

1971年に神戸市電が廃止になったのにあわせ、神戸市交通局より購入しました。578号はサンフランシスコ市のトロリーフェスティバルのため1986年に同市に贈呈されました。現在は582号のみが在籍しており、選挙期間にはキャンペーン花電車として市内を走っています。

製造年1926年(1960年改造)
両数1両
定員(座席数)88人(42人)
自重16.6t
最大寸法(長さ×幅×高さ)13,410mm×2,375mm×3,777mm
車体製造所大阪車両工業

600形

1975年の西鉄北九州市内線廃止に伴い、1976年に西日本鉄道株式会社より購入しました。スマートな車体と赤い塗装がひときわ目を引く車両です。現在は602号の1両のみが、主に朝のラッシュ時に6・8号線で運行されています。

製造年1948年
両数1両
定員(座席数)80人(40人)
自重17.9t
最大寸法(長さ×幅×高さ)13,620mm×2,400mm×3,950mm
車体製造所汽車製造

650形

「被爆電車」として全国的に有名な広電生え抜きの車両です。当初5両が製造されましたが、現在は651号と652号の2両が、主に朝のラッシュ時に1・3・5・7号線で運行されています。653号は当時の塗装に復刻して夏期にイベント電車として貸切運行しております。2006年のダイヤ改正で引退した654号は広島市交通科学館で展示されています。路面電車は、被爆後、悲しみにくれる広島の街を走り、市民を大いに勇気づけた“ヒロシマ復興のシンボル”と言われています。

製造年1942年
両数3両
定員(座席数)80人(32人)
自重16.2t
最大寸法(長さ×幅×高さ)12,380mm×2,438mm×3,839mm
車体製造所木南車両

700形

従来とは一線を画した軌道用車両で、24年ぶりに新造されました。七夕シーズンには幼稚園児が車内を飾り付け、「ひこぼし号」「おりひめ号」として運行されています。

製造年1982年・83年・85年
両数11両
定員(座席数)91人(37人)
自重20.0t
最大寸法(長さ×幅×高さ)13,500mm×2,450mm×3,990mm
車体製造所アルナ工機

750形

1969年に大阪市電が廃止となるのを受け、1965年から1968年にかけて大阪市交通局から購入しました。路面電車としては大型で、新造車に替わるまでは主力として活躍しました。766号はテレビドラマ「西部警察」の撮影で、広電宮島口駅構内で爆破され話題になりました。

製造年1940年
両数1両
定員(座席数)94人(40人)
自重18.0t
最大寸法(長さ×幅×高さ)13,700mm×2,480mm×3,845mm・3,840mm
車体製造所木南車両、富士車両

750形 768号(TRAIN ROUGE)

路面電車の車内で飲食ができるよう大幅に改造を施した車両で、名称は「赤い電車」を意味する『TRAIN ROUGE(トラン・ルージュ)』です。
改造元の車両は元大阪市電の750形です。
車内には、カウンターテーブル、ビールサーバー、冷蔵庫、音響設備や映像機器を設け、ブラック調のスタイリッシュな内装に仕立てています。
夏期は「ビール電車」、冬期は「おでん&日本酒電車」としてイベント電車や貸切電車として運行しています。

製造年1950年(2016年に改造)
両数1両
座席数26席
自重18.0t
制作大阪車輛工業株式会社

800形

当時最新の技術を採り入れた軌道用車両です。3500形をモデルに省エネ・低騒音・乗り心地の向上を目指して製造されました。単車として唯一、回生ブレーキを備えています。

製造年1983年・87年・90年・92年・97年
両数14両
定員(座席数)91人・69人(37人)
自重21.0t・21.3t
最大寸法(長さ×幅×高さ)13,500mm・13,680mm×2,450mm×3,820mm
車体製造所アルナ工機

900形

1969年に大阪市交通局から購入しました。750形同様、ベージュとエビ茶のツートンカラーで、頑丈なバンパーが特徴です。広電初のワンマン車として白島線を試験的に走りました。1970年代に広島を訪れた元大阪市電の運転士は、この電車が現役で活躍しているのを見て涙したそうです。

製造年1957年
両数3両
定員(座席数)80人(36人)
自重16.5t
最大寸法(長さ×幅×高さ)12,480mm×2,469mm×4,024mm
車体製造所大阪車両工業

1150形

1971年に神戸市交通局から購入しました。前面が絞り込まれた流線型のスマートな車体です。現在は1156号のみが運行されており、ハノーバー市電を模し、車体に動物を描いたカラフルな塗装になっています。

製造年1956年
両数1両
定員(座席数)80人(36人)
自重16.45t
最大寸法(長さ×幅×高さ)12,700mm×2,438mm×3,655mm
車体製造所川崎車両

1900形

1978年に京都市電が廃止となったのを受け、京都市交通局から購入しました。屋根の両サイドに取り付けられた前照灯と車体中央のオレンジのラインが特徴です。各車両に京都にちなんだ愛称を募集したところ、約9,000通にのぼる応募があり、以下の名前が付けられました。
1901号「東山」、1902号「桃山」、1903号「舞妓」、1904号「かも川」、1905号「比叡」、1906号「西陣」、1907号「銀閣」、1908号「あらし山」、1909号「清水」、1910号「金閣」、1911号「祇園」、1912号「大文字」、1913号「嵯峨野」、1914号「平安」、1915号「鞍馬」

製造年1957年
両数15両
定員(座席数)85人(36人)
自重18.5t・18.51t・18.61t
最大寸法(長さ×幅×高さ)12,880mm×2,440mm×3,814mm・3,815mm
車体製造所ナニワ工機

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